てんかん2018年11月26日

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てんかんは脳の神経細胞が突然一時的な異常を起こし、興奮状態になります。
そのため、痙攣や硬直状態、意識障害などの発作を引き起こします。
脳のどの範囲で異常が起こるかにより、様々な発作を示します。

発作の種類
焦点性発作:脳の一部分の過剰な興奮による発作です。
顔や四肢の一部の痙攣、不安症状、恐怖症状も現れることがあります。
全般発作 :脳全般の過剰な興奮による発作です。
全身の筋肉が痙攣をおこす、意識を失う、筋肉の収縮や弛緩が繰り返すなど様々な発作が現れます。
原因
特発性てんかん原因不明で、精密検査をしても脳に異常があるわけでもなく、発作以外の症状が確認できないてんかんです。
遺伝的な要因、環境的要因などが関与している可能性があります。
症候群てんかん水頭症や脳炎または、外傷性頭部損傷、ウイルス感染など、脳に何らかの障害があることが原因で起こるてんかんです。
焦点性発作から全般発作に移行してしまうケースもあります。
重症になると突然死もあるので、早期発見・早期治療が大切です。
治療
治療開始の目安は
月に1回以上発作がある場合
6週間で2回以上の発作
8週間で2回以上の群発発作
重責発作を起こした場合

症候性てんかんの場合には、発作のコントロールと原因となる病気の治療を行います。
特発性てんかんの場合には、抗てんかん薬を用いてコントロールします。
発作が止まらない重責発作を起こしている場合は、緊急治療が必要です

生活環境がてんかんの原因に関与している場合があります。
普段の生活で、大きなストレスがある場合、発作を引き起こしやすくなります。
リラックスできる環境が必要です。

 

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