SFTS(重症熱性血小板減少症候群)2026年05月01日

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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)はヒトも動物もかかる人獣共通感染症です

 感染経路:

ヒトも動物もSFTSウイルスを持ったマダニに咬まれることで感染します。

SFTSウイルスに感染したネコ、イヌに咬まれることや、直接触れて感染した事例が報告されています。

また、ヒトの血液や体液との接触によるヒトからヒトへの感染事例も報告されています。

全国的に感染が広がっており、北海道でもSFTSの患者が確認されました。

4月から10月に発症が多く、マダニの活動期間と一致します。

マダニの生息場所:

マダニは山林やヤブなどのシカやノウサギなどの野生動物が出没する環境や、民家の裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。

地面から1.5mほどの範囲に生息しており、動物の血を吸うために移動します。

SFTSの症状:

ヒトでは潜伏期間6~14日ほどで発熱、頭痛、全身倦怠感、下痢や嘔吐などの消化器症状、意識障害などを発症します。血液検査で血小板減少や白血球減少、肝機能に関わる数字が上昇するといわれています。

イヌ、ネコでは、元気・食欲低下、発熱、黄疸が多くの症例でみられ、下痢や嘔吐などの消化器症状を示す場合もあります。血液検査では白血球数減少、血小板数減少、肝機能に関連する数値の上昇がみられます。

イヌ、ネコの重症例では急速に状態が悪化し、発症後数日で死亡する例もあります。

ネコでの致死率は60%と極めて高く、イヌでも40%、ヒトで30%ほどといわれています。

治療:

動物では特効薬はなく、症状に合わせた対症療法が中心になります。

予防

ヒトも動物もマダニに咬まれないようにすることです。ヒトが直接マダニ咬まれなくてもSFTSウイルスに感染している動物から感染することもあります。

外に出るイヌ、ネコには定期的なマダニの駆除薬による予防対策が重要です。

体についたマダニは無理に取ろうとすると、マダニ体内の細菌やウイルスが動物の体に入ったり、マダニの口が皮膚に残って炎症が起こったりすることがありますので、無理に取らず必ず医療機関へ。

 

マダニが媒介する感染症

SFTS、ダニ媒介性脳炎、Q熱、エゾウイルス、ライム病、日本後半熱など

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