動物の味覚には基本五味 -甘味、塩味、苦味、酸味、うま味 が 知られています。
- 甘味:糖はエネルギー源
- 塩味:体液バランスに必要なミネラル
- 旨味:生体に不可欠なアミノ酸
- 酸味:腐敗したもの
- 苦味:毒物
イヌとネコの味覚はヒトほど発達しておらず、主に嗅覚で食べ物を判断しています。
また、食性(肉食・雑食・草食)の違いによって味覚の感度や味覚センサーである味蕾の数が大きく異なります。
ヒト(雑食)
- 味蕾の数:10000個
- 多様な食材を調理して摂取する雑食動物なので、甘味・旨味・塩味・酸味・苦味の五基本味をバランスよく感知できます。
イヌ(肉食寄りの雑食)
- 味蕾の数: 1700個ほどでヒトの約5分の1。
- 肉の旨味、果物や野菜の甘味にも反応して好みます。獲物の肉や血から十分な塩分を得ていたため塩味を感じるセンサーは鈍感です。酸味や苦みは腐敗の判定や毒物を回避するため感じることができます。
ネコ(完全肉食)
- 味蕾の数:500個ほどでヒトの約15分の1。
- 甘味を感じる遺伝子が破損しているため甘みを認識できません。タンパク質や脂肪から糖を作っています。新鮮な肉に含まれるアミノ酸に由来する旨味には敏感です。獲物の肉から十分な塩分を得ていたため塩味を感じるセンサーは鈍感です。酸味や苦みは腐敗の判定や毒物を回避するため感じることができます。
ブタ(雑食)
- 味蕾の数: 雑食動物の中でも特に多く、20000個ほどでヒトの2倍。
- グルメと言われるほど甘味・旨味・塩味のすべてに敏感です。
ウシ、ウマ、ウサギ(草食)
- 味蕾の数:ヒトよりも未来の数2倍以上。
- 毒草を見分けるため、苦味には非常に過敏です。植物には塩分が少ないため、塩味に対する感受性と欲求が非常に強くなっています。糖分を含む甘い草を好みます。