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瞳孔の形について

瞳孔の形は動物によってそれぞれ異なります。 ヒトや多くの動物は丸い形の瞳孔を持ちますが、横長の瞳孔を持つ動物や縦長の瞳孔を持つ動物もいます。 丸い形の瞳孔 イヌはヒトと同様、丸い形の瞳孔をしています。 暗いところではヒト […]

2017年11月25日

セキ、クシャミ、鼻汁~ネコの上部気道感染症

ネコの上部気道感染症はヘルペスウイルスやカリシウイルス、細菌のクラミジアなどが原因で発症します。 咳やくしゃみ、鼻水と言った人の流行性感冒に似た症状がでます。 混合感染した場合は重症化することがあります。 屋外に出るネコ […]

2017年10月25日

ヨダレ、ふらつき~フェレットのインスリノーマ

インスリノーマは膵臓の細胞にできる腫瘍です。 膵臓は血糖値を下げるインスリンと言うホルモンを分泌します。 膵臓に腫瘍ができると、大量にインスリンが生成され、低血糖状態になります。 症状: 初期症状は倦怠感、運動量の減少。 […]

2017年09月26日

慢性的な嘔吐、下痢、食欲不振~炎症性腸疾患(IBD)

炎症性腸疾患(IBD)は腸の粘膜にリンパ球、肥満細胞、好酸球などの炎症細胞が浸潤することを特徴とする慢性腸疾患で、イヌにもネコにも起こります。 症状: 程度の差はありますが、慢性的で3週間以上に及ぶ持続的な嘔吐、下痢、食 […]

2017年08月26日

脾臓のこと

脾臓は左側の肋骨後ろ辺りにあり、その前方に胃が、後方背中側には腎臓があります。 一部は脂肪の膜によって胃にくっついています。 脾臓の機能  血球の処理機能 老化した赤血球や異常な赤血球を除去します。 (赤血球の寿命は、イ […]

2017年07月28日

呼吸困難、ガーガー~イヌの気管虚脱

気管は筒状で呼吸の際の空気の通路です。 連続する軟骨でできており、蛇腹状で、ある程度の柔軟性があります。 気管虚脱は、気管が押しつぶされて扁平になり、空気の流れが悪くなった状態です。 場合によっては命に係わる危険性があり […]

2017年06月26日

イヌのキシリトール中毒

イヌがキシリトールを摂取することにより、インスリンが大量に放出し、低血糖に陥った状態で、場合によって肝障害も起こします。   キシリトールとは: 果物や野菜にも含まれる「糖アルコール」という物質の一種です。 砂糖とほぼ同 […]

2017年05月26日

後肢が冷たい、動かない、痛がる~ネコの動脈血栓塞栓症

ネコの動脈血栓塞栓症は雄ネコが罹りやすく、何らかの理由で血栓が血流に乗って移動し、動脈に詰まってしまった(塞栓)状態で、非常に致死率の高い病気です。 血栓によって塞栓される部位は、9割がお腹の大動脈が両後肢へ向かう分岐部 […]

2017年04月26日

頬袋のこと

頬袋は動物の口の中に左右二つあります。 ここに食べ物を詰め込み、棲みかに安全に運び、貯蔵するためのものです。 げっ歯類の一部(ハムスター、リス)霊長類の一部(ニホンザル)有袋類の一部(コアラ) 等が頬袋を持っており、前足 […]

2017年03月25日

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

腎臓の背側にある副腎の皮質部分の働きが異常に亢進され、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気です。 クッシング症候群発症率は、イヌでヒトやネコよりも高いとされ、比較的高齢のイヌの発症が多くなっています。 原因 下垂体性: […]

2017年02月25日

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